鬱(うつ)病とは


うつ病の主要な症状としてまず挙げられるのが「楽しみや喜びの喪失」「良いことが起きても憂うつな気分は変わらない」「趣味が楽しめない」というものです。

こういった症状が2週間以上継続することをうつ病と呼びます。



早い時点で自覚できれば、未然に発症を防ぐことにつながりますが、これらの症状は生活習慣病とも似ており、なかなか自覚しにくい場合があるので、不安な場合は専門医に意見を仰ぐことが重要です。

また、新しいうつ病自覚のための尺度として注目されているのが「睡眠」。

「寝つくまでに30分以上かかる、途中で何度も目が覚める、朝異常なほど早く目が覚める、熟睡感がない」といった自覚症状があれば、まずは生活習慣を見直し、脳のエネルギー欠乏を未然に防ぐことも、うつ病回避の方法の一つです。



今の社会は経済やシステムの構造がめまぐるしく変化し、日常生活のさまざまなシーンにおいて急激な変化や進歩に対応しないといけません。

そうした社会背景が、うつ病の患者さんを急増させているのかもしれません。


 

うつ病のメカニズム


うつ病の発症は明確にはわかっていませんが、感情や意欲は脳が生み出すもので、その働きになんらかのトラブルが起きていると考えられます。

具体的には、脳の神経細胞同士でやり取りされる神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)のバランスの乱れが関係している可能性があります。



過剰なストレスや過労などが引き金となり、神経伝達物質のうち、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの量が減少したり働きが低下してくると、さまざまなうつ病の症状が現れるのではないかといわれています。

神経伝達物質の量だけでなく、うつ病になりやすい気質(性格)やうつ病を引き起こすきっかけとなるストレス(環境変化)があり、それらが組み合わされることでうつ病が起きると考えられます。

生理など、ホルモンバランスが乱れやすい女性の方が、うつ病になりやすい傾向にあります。



うつ病になりやすい気質(性格)としては、生真面目、完璧主義、自分に厳しい、凝り性、気を遣うなどがあげられ、そのような性格のためにストレスを受けやすいと考えられます。

また、学校や社内でのいじめ、受験や仕事での失敗、失恋や離婚、家族や親しい友人との死別といった悲しい出来事だけでなく、結婚や妊娠・出産、昇進・栄転、進学・就職、家の新築や引越しなど、喜ばしい出来事であっても環境が大きく変わることでストレスが生じ、複雑に絡み合ってうつ病を引き起こすきっかけとなることが知られています。



日本におけるうつ病の生涯有病率(調査時までに病気にかかったことのある人の割合)は6.7%で、およそ15人に1人がうつ病を経験している計算になりますから、けっして珍しい病気ではなく、誰でもかかる可能性があります。

厚生労働科学研究費助成こころの健康科学研究事業「精神療法の実施方法と有効性に関する研究」


 

うつ病との付き合い方

◆ゆとりのある生活を


何でも100%で完璧にしないと気がすまない性格が、うつ病の誘因になることがあります。

生活では少し手を抜いて、八分目くらい「いい加減」を心がけましょう。

たくさんのことを一度にしようとしないことも必要です。

 

◆自分だけで抱え込まない


すべてを自分ひとりで抱え込もうとすると、それだけで大きな負担がかかります。

周囲の人を信頼して、任せられることは任せるということも必要です。

 

◆食事は好きな物を食べる


食欲減退はうつ病の代表的な症状ですが、治療で食欲が戻ってきたら、好きな物を適度に食べましょう。

このとき、野菜や大豆製品などの高タンパク低カロリーなものをバランスよく食べることがおすすめです。

「体によい食べ物」にはこだわらず、「バランスのとれた食事」を心がけましょう。

 

◆アルコールの量に注意する


アルコールは眠りを浅くし、うつ病を悪化させることもあります。

アルコールを飲むと確かに寝つきはよくなりますが、早く目覚めるようになります。

つまりアルコールには眠りを浅くする作用があるので、アルコールがうつ病をつくるといえるかもしれません。

またアルコール飲料を飲むと、一時的に気が晴れた感じがしますが、うつ病が治ったわけではありません。

 

◆楽しみの時間をつくる


楽しんだり休む時間をつくることに罪悪感を覚える人もいます。

しかし楽しい時間を過ごすことも、うつ病の治療法の1つです。

自分から楽しみをみつけていいのです。

「笑う習慣・ユーモアを養う時間」をとり入れると、ストレス軽減にもなります。

楽しかったことを書いてみて、心が沈んだときに読み返したり、楽しい時間がつくれたことを思い出せると、自信がもてるかもしれません。


 

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